2005年4月3日
「多摩川&お花見ツアー」

まったくもって暑いぐらいの天候に恵まれた「多摩川&お花見ツアー」のリポートを、現役大学生でサイクリング部でサイクルサッカーもしている内山君がリポートしてくれました。

※写真をクリックすると拡大します。

天気:雲ひとつ無い快晴

前回の箱庭探検ツアーですっかりオフロードの魅力に取り憑かれてしまった僕は、今回のツアーも早く走りたくてウズウズしていました。
つい三ヶ月前に組んだばかりの愛車に跨がり、集合場所まで多摩川沿いを自走していると、雨が降ると聞いてツーリング必需品のレインウェアを持参したのがアホらしくなるぐらい絶好の天気で、テンションはますます上がっていきました。

集合場所に着くと初めてお会いする方ばかりでしたが、皆さん仲が良くて良い感じの雰囲気でした。皆さんの愛車も様々な種類があり、思わず見入ってしまいました。

それでは早速出発です。サイクリングロードなどというMTBには不向きで邪道な道はあっさり無視して、河原の道無き道を軽快に走ります。天気にも恵まれて最高のコンディションです。
途中、僕は和田さんの後ろにぴったりくっついていたのですが、和田さんがいきなりジャンプして何事かと思いきや、突然かなりの段差が目の前に現れ相当焦りました。一瞬頭の中で「冒険」と「安全」の葛藤が起こりましたが「冒険」が勝ち、思い切ってブッ込んでみると、前転寸前の状態でしたが何とか無事に降りられました。
やっぱりオフロードは十分な車間距離が必要ですね。
そして今度は、ちょうど自転車の全長と同じぐらいの幅の溝が現れ、和田さんは難なくクリアしていましたが、僕は始めから諦めて担いで越えました。今回は「安全」しか頭にありませんでした。
純クロカン仕様の愛車では、サイクルサッカーの技術をもってしてもできそうにありません。皆さんは挑戦していましたが、成功した方はいらっしゃいませんでした。さすが和田さんです。

そんなこんなで軽めのコースをしばらく走り、ちょうど昼頃、折り返し地点である深大寺に到着し、昼食休憩を取りました。
久し振りにそばを食べ、深大寺ビールなる物を飲んだ後、出店で食べ歩きをしたのですが、観光地定番のソフトクリームがあり、ツーリング中休憩の度にソフトクリームを食べていた僕としては、ここでも食べずにはいられませんでした。
そして、お寺にお参りを済ませ、午後のコースへ出発です。

「後半はかなりクレイジーな所を走ります」という和田さんの言葉通り、いきなり堤防の斜面を下りだしました。結構な勾配なので躊躇される方もいらっしゃいましたが、皆さん無事にクリアされました。
僕は昼食を食べた後で眠かったのですが、この下りで一気にテンションが上がりました。
河原のブッシュの生い茂るジャングルのような道をもがきながら走ります。僕の愛車は普段はスリックタイヤを履いているので、こういう場所ではブロックタイヤのパワーを実感できます。また、サスのインナーチューブに付けているリングを見ると、しっかりとストロークした跡があり、普段の街乗りではあまり実感できないサスの有り難みも感じられます。
中盤に差し掛かった頃、今度はかなり激しい登り(というか壁)が現れ、「これはさすがに無理やろう」と思っていたのですが、和田さんは躊躇すること無く突進しているではありませんか。「えっ!」と思いましたが、見事にクリアされました(お見逸れしました!)。
で、山下さんも挑戦されたのですが、もろに突っ込んでしまい、シートがひん曲がっていました。あれは間違いなく壁そのものでした。あれを突破できるのは、筋肉番付で跳び箱20段をクリアした池谷幸雄ぐらいでしょう。

しばらく河原を走っていると、良い感じの所があり、定番のチョンチョン石投げ大会開催です。祖母の家の前にある川で昔よくやっていたのでそこそこ得意ですが、皆さんもかなり上手く、赤羽さんと新井さん、僕の三人で王者争いです。
僕が和田さんのチャリに石を当ててしまうというハプニングもありましたが、結局皆さん上手かったので、三人とも王者ということになりました。
そして、また走っていると、今度は謎のバイク集団が現れ、ちょっとした暴走族かと思いきや、警察によるライディングスクールのようでした。かなりの人数が集まっていてものすごいエンジン音でしたが、白バイ警官のコーナリングテクはかなりのもので、見ていた皆さんも驚いていました。
ツアーも終盤に差し掛かった頃、突如ジャンプ台が現れ、皆さん挑戦していました。和田さんはジャンプ中にエアーをきめており、さすがだなという感じです。
僕はシートの高さを言い訳に、挑戦しませんでした(実際のところ、ビビっていただけです)。で、ちょうど三時だったので、おやつ休憩を取りました。雲一つ無い天気の日の河原は昼寝にはもってこいで、しばし寝てしまいました。
その後は何事も無く、皆さん無事に解散場所まで到着しました。

こんな身近なところにもMTBフィールドがあるとは知らなかったので、探検気分でかなり楽しめました。
これからシーズンインなので、この調子でツアーにどんどん参加していこうと思います。


== SPECIAL THANKS ==
Written by Uchiyama