2005年11月12日〜13日
「シーナックキャビンに泊まって、2日間走ろう!」

この世界では有名な中込ご夫婦が経営するSY-Nak Cabinでの1泊2日ツアー。
今回は初めてWeb Masterである登りが大嫌いな(ココ重要)私「たろ」がレポートを書いてみました。
とっても楽しかったのと、みなさんが撮りまくった数百枚!の写真により、いつもよりも写真を沢山掲載したスペシャルバージョンでお送り致します。

※写真をクリックするとそれぞれ別のアルバムが表示されます。

11月12日朝。
集合時間は9:30だが、夜中に東京を出発した私とSさん、Iさんの3人は1時間も前にSY-Nak Cabinに到着。「早過ぎるかな?」と思っていたら、既に到着している参加者がいるではないですか!
やっぱり気持ちがはやるんでしょうか、その後も続々と集まってきて、9:30の集合時間にはほとんどの方が準備万端でくつろいでいます。どの参加者も早く走りたいのが目に見えて分かるほどにソワソワ・・・。

全員が揃ったところでまずは準備体操。まだ11月ですが、そこは長野という高地ですから気温はかなり低め。体が寒さで硬くなっているのでしっかりほぐしてあげます。
今回の参加者は17名。さらに相ちゃんとガイドのみなさんを含めて総勢22名!後で写真を見るまであまり意識していなかったんですが、かなりの大所帯です。自己紹介もホドホドに早速お待ちかねの野辺山ライドに出かけます。
事前にお店から「登りを少なめにしてもらって、下りを沢山楽しめるコースにしてもらいました」との情報を得ていましたが、ハッキリ言って信用してませんでした(笑)。だって、ゴンドラがあるわけじゃないんですから、スタート地点に戻るためには下る高さと登る高さは同じですもんね。
と言っても、最初は山に向かって舗装路をおしゃべりしながらみんなで走ります。しばらくはほぼ平坦な道や極ゆる〜い登り坂なので、話に夢中でどこをどう走ったのかすら覚えていないくらいです。

体を温めながら30分位走ったでしょうか(実際はもう少し短いかな?)、いよいよトレイルの始まりです。まずは草地の極上ジュータンな下り。その後ジープロードをせっせと登ると本格的にオフロードの始まり。
東京とは違ってすでにシングルトラックには落葉がー面に敷き詰められていて、前日の雨で少し滑るものの比較的走り易く、気分は上々です。
途中に石がゴロゴロあるテクニカルな登りがあったりして、みんなワーワーキャーキャー言いながらもそれぞれのライディングを楽しんでいます。途中で川渡りがあったり、ほんの1m程ですが担ぎ上げやドロップオフがあったりと、全く飽きさせないコース。さすが!
その後舗装路とシングルトラックを繋いでランチポイントに到着。オープンテラスのある素敵なレストランでした。
残念ながら開けた牧草地ということもあってか、寒風吹きすさぶ状態だったために屋内で食事でしたが、料理がどれも美味しくて全員大満足。特にチキン(地鶏?)は絶品で、今回選択しなかった人達がみなさん「次回はチキンだ!」と。

午後はまた舗装路を登って登って・・・ここで(個人的に)大変な事が起こります。途中まではヒーヒー言いながら登っていたのに、素敵な景色を写真に収めた後から突然スイスイと登れるようになったではありませんか!(これが翌日まで持続したんです)
そんな事がありつつ登り切ると、新たなシングルトラックへ突入です。気持ちのいい下りを楽しんでいると、なんとっ!いきなり線路です(線路?)。
これは小海線の線路らしいのですが、まさか線路を渡るとは・・・。めずらしいシチュエーションなので撮影会です。
その後も「無理無理、絶対登れないって。」な登りセクションに果敢に挑戦してみたりと楽しめるポイントを折り混ぜながら走ります。
そうこうしている内にシーナックキャビンの近くまで戻り、突然全員停止。何事かと思えば、やまなしの木までゆる〜い下り坂なので、漕ぎ無しのレースが恒例のイベントだとか。
みんなでー斉にスタートです。クランクは回しちゃいけないので、いかにスリップストリームを利用するかが勝負の分かれ目・・・意外と思うようにスピードが出ないものですね。なぜ途中で一気に抜かれてしまうのだろう?リベンジしたい。

キャビンに戻ったら、おまけのライドに出る者、お庭ライドを楽しむ者、もう少し遊びたい相ちゃんをとっ捕まえて調子の悪い所を見てもらう者とそれぞれ。
全員がお風呂に入り終わった頃にお待ちかねの夕食です。噂に聞きし由香里さんの料理はとっても美味しく、オリジナリティ溢れていました。
食事が終わるとH君が早速今日撮った写真を持ち込んだPCで観賞会したり、1日目だけで帰る予定のYちゃんと「負けたら帰っちゃダメよジェンガ」したり(無事帰れました)と就寝まで過ごします。
明日走れるのかな?・・・オレ。


翌朝・・・意外と元気です。きれいな空気と美味しい料理のなせる技でしょうか、昨日の疲れなんて全く残っていません。昨日は登りがキツイと言っていた(私を含めた)数名も、全員元気良く2日目のライドに出発です。
2日目は延々と(と、個人的には思った)舗装路を登ります。何でも、山の上まで登って下りを楽しむコースのようです。
初日よりも長い舗装路の登りの後、山頂に続く八イキングコースのような走りやすくゆるい登りをおしゃべりしながら走ります。15分程登ったでしょうか、山頂が見えるポイントまで着くと、そこからは押して登るセクション。
ここでコース選択です。山頂まで(気合と根性で)登ればランチはお蕎麦、今来た道を少し戻って途中から別のシングルトラックに入るとお好み焼きです。
決を採ってみたら半々。協議の結果、お好み焼きの方が美味しそうなので山頂コースはおあずけ。

ところが、お好み焼きコースもなかなかどうして。初日明け方の雨で濡れて少し滑り気味のシングルトラックをクネクネと走ります。
斜面を横切る狭い場所では、チョット気を抜くとズルッ!と滑ります。その滑る感覚にドキドキしながらも楽しみつつ、昨日のコースを逆走したり、テクニカルな下りに挑戦したり、疲れなど全く感じないままに走ります。
昨日からの開眼(?)で登りも意外と行けちゃう私は、参加されたみなさんと余裕を見せながらのライドです(チョット走れるとすぐにこれだ:笑)。いや、でもそのくらい楽しく走れちゃうコースなんですよ。

そして待望のお好み焼きに到着!結果はまたまた大満足。ものすごく大きくて美味しいお好み焼きでした。(写真見てね)
店長からのサービスで、これまたメチャクチャ美味しいソフトクリームを堪能した後、サイクリングロードでお腹をこなしつつ恒例の漕ぎ無しレース会場へ。
・・・また負けました。このレースのためにタイヤチョイスを考える人がいると聞きましたが、本当に次回はそうしようかと思っちゃいます。悔しい(>_<)

こうしてタップリ楽しんだ2日間でしたが、ライドが楽しいのは当然の事ですが、とにかく美味しいツアーでした。由香里さんの料理もランチで食べた料理も文句無し!
今回行けなかった方も、次回は是非参加してみて下さい。満足度300%です。
それまで待てないと言う方は、直接シーナックに申し込んじゃいましょう。きっと素敵なコースに連れて行ってもらえますよ。
最後に、今回お世話になったガイドの皆様、本当に楽しい時間をありがとうございました。


最後に・・・面白い写真が撮れていたのでオマケです。

== SPECIAL THANKS ==
Written by Taro
Photo by Tour Members