2008年9月14日〜15日
ノーススターアドベンチャーツアー

欧米か!(古ッ!)というぐらい、ニッポンにいながらして海外トリップ感覚に包まれる「ノーススターアドベンチャーツアー」。
今回で2回目の開催ですが、さらに内容濃くなり、走り回って盛りあがりまくりました。
その感動の様子を仲間と一緒に参加されたK.Y.さん(空○読めないとは読みません)がリポートしてくれました。


※写真をクリックすると拡大します。
1日目
以前にトレイルストアで和田さんから「長野のノース・スターのツアーはヤバイ!(楽しい!!)」と聞いていたので、スッごい楽しみで、あまり眠れないまま現地に向かいました。
友人たちと集合時間の1時間以上前にノース・スターに到着しましたが、とにかく驚いたのは乗鞍岳を取り囲んだ山々が本当にキレイ!!
空気も澄んでいて、それだけでロケーションの良さを感じられます。こんな良い場所にあるトレイルが、ツマラないはずが無いですよね。既にワクワクしてテンションが上がってきます。
(こんな子供のようなレポーターですが、実は30台半ばデス・・・)

全員が集まった後、ノース・スターのスタッフ紹介が有りました。ほとんどが海外スタッフの方々ですが日本語も流暢で、冗談交じりで挨拶をしてくれまいした。
特にノース・スターのボスはとても気さくな感じの方で、何かトテモいい雰囲気をかもし出しています。
入念なストレッチの後、"ゆったり走る組"と"ガッツリ走る組"に分かれてスタートです。
自分たちは、とりあえず"ゆったり走る組"に入りました。コースは、ノース・スターのロッジの周りにあるトレイルを、スタッフの"ヤマケンさん"に案内してもらいます。
幾つかの登り下りを楽しみますが、標高の高い所を走っているらしく、直ぐに息が上がってきます。高地の空気の薄さに慣れてから気がつきましたが、周りは関東周辺の山には無い景色で、低い木々が広がる"不思議の森"の中を走っているような感覚です。(ヘンテコなキノコもいっぱいあった・・・?)
その"不思議の森"のトレイルを一周りしたら、ロッジに戻ります。

ここからがノース・スターの本番!!
マイクロバスとバンに自転車を積み込んでスキー場のゲレンデ脇の道路をぐんぐん登っていきます。ボスの運転でコレデモかって位に登った所で自転車を下ろし、本番のトレイルに突入!!
先ほどのロッジ周辺のトレイルとは趣の違った下りが待っていました。少し深い木々の間を縫って走る楽しい下りです。木組みの橋や階段、テクニカルな岩場、倒木の下をギリギリにくぐり抜けたりと、ビデオで見るような"カナダ"のトレイルにいる気分になりました。
最後は、ゲレンデ脇のダブルトラックを一気に下ってロッジに無事帰還です。
ロッジには、ジャンプやドロップ、シーソーなどが用意されたパークが有り、そこでみんなでワイワイと遊んで夕食までの時間を過ごしました。

そして、ちょうどお腹が空いてきた頃に夕食の時間です。
屋外でのバーベキューとの事だったので、着替えてロッジの外に出ると白い布をスクリーンにMTBのDVDが放映されていて、それを見ながらセルフサービス形式のハンバーガーや肉を頬張ります。そして海外のビールを片手にMTB談義に花が咲きました。(この時、自分の周りだけは新橋の飲み屋状態になっていましたが・・・?)
ここでも食事を出してくれるスタッフは海外の方達で、周りの景色、満天の星空、夜のバーベキュー・・・と、まるで日本にいるのを忘れるほどでした。(決して新橋の飲み屋ではない・・・)

お腹も満たされた頃、「この後は裏のキャンプ場で焚き火をします!」の声がかかりました。でも自分は酔いが回っていた事と、和田さんから「近くにある温泉は日本一ですヨ!」の言葉に魅かれて、自分一人(超!温泉好き)でこっそり温泉に向かいました。(この後の焚き火の様子がトレイルストア日記に書かれており、楽しそうだったので少し後悔しましたが・・・)
硫黄のにおいの元を追いかけて、"湯けむり館"という温泉施設に向かいました。ここはうわさ通りの素晴らしい温泉で、硫黄の匂いがプンプンするヒノキ風呂と露天風呂につかって、満天の星空を感応しながらポカポカに温まりました。(この瞬間だけは、日本人に生まれて良かったと思ふ・・・)
ロッジに帰ると焚き火は終了しており、昼間に撮ったビデオの上映会に移っていました。みんなでビデオを見て、今日のトレイルの余韻に浸った後はロッジの中に設置されたボルダリングをしたり、MTBの話をしたりと1日目は夢のような時間を過ごしました。


2日目
今日も良い天気ですが、標高が高いので空気はヒンヤリして澄み渡っています。
朝食もセルフサービス形式で、パンやシリアル、ウィンナーにスクランブルエッグ、入れたてのコーヒーや地元特産の果物の100%ジュース等々が所狭しと並べられています。ついつい朝から食べ過ぎてしまいました。

走行前の入念なストレッチの後、今日は"ガッツリ走る組"に入ってスタートです。
ガイドの"セツさん"案内の元、朝一の足慣らしでロッジ周辺にある"不思議の森のトレイル"(勝手に命名)を一周りして、昨日と同じようにマイクロバスとバンに分乗してゲレンデ脇の道路を再び登ります。
昨日と同じ場所からスタートするのかと思いきや、その場所では止まらずに更に登る登る・・・。バスの停留所らしき場所で降ろしてもらい、昨日とは違うトレイルに入ります。
このトレイルは道幅が狭く、木の根が張り出していたり、所々に点在する岩に苔が付いていてテクニカルなシングルトラックでした。(さすがは、ガッツリ走る組!!)それでも各所の難関を越えながら、自然のアトラクションを楽しみました。所々にある危険箇所は、ガイドの"セツさん"が止まって教えてくれたので安心して走れました。
最後は素晴らしい眺めの秋のゲレンデを縦横無人に走り、写真を撮ったりしながらノース・スターのロッジに帰還です。

2本目は、再びマイクロバスでリフト乗り場がある場所まで登ります。
ここで昼食タイム。手作りのお弁当を受け取り、合流した"ゆったり走る組"の人達とリフト台の上でおにぎりを頬張りました。それにしても景色の良い所で食事をするのは本当に気持ちが良い!!!ニクイ演出です!デザートのブドウも完食したらマッタリしてきました。

十分に休憩した後、午後の部スタートです。
トレイルを少し下った所から舗装路を登り返してまたトレイルへと入って行きます。(この時、和田さんは放し飼いになりたくてウズウズしていた模様・・・?写真を撮るからと言って先に行ってしまった・・・)
和田さんの後を追いかけるように、みんなも次々とトレイルに飛び込んで行きます。
ここは明るくて開けた気持ちの良いシングルトラックが続きます。(でも、自分は調子に乗っていたらぶっ飛んだ・・・爆)
一気に平地まで下ると(転倒した自分を除く)、湿地帯の中に木の板が組まれた"尾瀬"のような所を通って休憩所に着きました。
ここはソフトクリームが美味しいとの事で、その甘さで疲れを癒して最後のトレイルに向けてスタートします。(この周辺には、いったいいくつのトレイルが有るのでしょうね?)

最後のトレイルも他とは趣の違う所で、ゆったりしたトレイルを走り、不思議な雰囲気の池の周りを回ってたどり着いたのはノース・スターのロッジよりもずい分と下に位置する場所でした。
バスでロッジまで戻った後に、和田さんとノース・スターのスタッフの"ヤマケンさん"たちから周辺のトレイルについての話が有りました。乗鞍岳のトレイルの現状やノース・スターの方達が現在取り組んでいる事などを聞き、このような方達のおかげでトレイルを気持ちよく走れるのだと実感しました。
ぜひ、また来たいと思えるツアーでした。(友達とも約束したし!!)

最後に、負傷した自分を気遣って下さった方々、本当に有難う御座いました。
次からは、調子に乗り過ぎないように気をつけます。(それだけ楽しかったので・・・)


== SPECIAL THANKS ==
Written by Kohei Yamashita
Photo by K.Y and TTS