2004年5月8日〜9日
「富士見パノラマフリーライドスクール&キャンプ」

   富士見パノラマスキー場で行われたスクールに参加しました。
このスクール、そもそも正式な名前はなんなのだろう?と、このレポートを書き始めて気がつきました。HPで調べると<富士見パノラマフリーライドスクール&キャンプ>とやや饒舌な?タイトルです。フリーライドって意味はわからないけど参加しちゃえって感じで行ってきました。
<名は体を現す>と言うのに参加者から名前をないがしろにされているスクールですから中身も想像がつくというもの、まさにそんな感じのスクール?でした。
でも今まで私が参加してきた和田ハジメさんのスクール同様に、<いい加減なスクール名なのに、一貫した和田ハジメの教え>を今回も感じたスクールでありました。

   初日は絶好の自転車日和、空気も乾いていて、やっぱり山は気持いいーー!と始まったスクール、集合場所には高級バイクから私のような普通のハードテールバイク(あ、ちなみに私はこのトレイルストアで自転車を買ったりしたお客さんじゃありません )もたくさんいます。
最初は初心者用コースのDコースでレクチャー、デモンストレーション(ハジメせんせい、かっこい〜!)、そして生徒が一人づつそのコースを走ります。
私の順番、気合を入れてスタート!(って言ってもかけっこするくらいの速さですけどね)コースの途中で和田先生が一人づつ声を掛けてアドバイスをしてくれます。さあ、なにを注意されるかな?ここかな?あそこかな??ところが何を言われたのかわからないままフィニッシュ??? 二回目もやっぱり何も聞き取る事が出来ない、あれれ、ヘルメットのせいか??
遠くにいる和田先生に「すみませーん、ヘルメットのせいでなんてアドバイスされたのかわからなかったんですけどぉ〜」と叫ぶと、和田先生「あー、何も言わなかったと思う」 と笑顔でのたまう。その反応に周りの人も笑い出す。おいおい、こんなところで、笑いとってどーすんだよ!なんか言ってくれよおーー!!(笑)
でもちゃんとアドバイスを貰ってもう一回走りました。うんうん、なるほどお、自分の課題を見つけることが出来ました。

   皆でランチをレストランで食べて、いよいよ富士見Cコース!コースが長いので無理しないようにしよーっと。
和田さんのすぐ後ろを富士見初体験の人から順番に走り、ライン取りを教えてくれたり途中の休憩ポイントでレクチャーをしてくれたりしながら、最初だから時間を掛けて下ります。こうして下り、再びゴンドラに乗って山頂へ。
今度は少しだけペースを上げて和田さんが先頭でスタート!ライン取りと目線の大切さを力説する和田先生のすぐ後ろを暫く走りました、が、ちょっとペースを上げてとお願いしてしまったせいか、あまりに自在にバイクを操る先生に付いていけるはずもなく、しまいにはでこぼこも踏み越えて直球勝負で追いかける!のですが先生の後ろ姿は遠のくばかり。その背中には「楽しい〜!!」って書いてあったように見えました、スクールやってる自覚あるのか??

   初日のスクールを終えて、皆で近くの温泉へ、そしてキャンプの準備。夕食は和田先生やスタッフが作ってくれた料理皆で食べました。
ふむふむ、スクール&キャンプとはこういう事か、なかなか美味しい料理だな。夕食後は三々五々と車の中やテントで寝る人やそのまま楽しいお酒を飲んでいる人、初めて会った人たちとも打ち解けてにぎやかな一夜でした。
あのタコサラダ美味しかったなあ〜、でも もうちょっとスパイシーなタコソースが私の好み。(笑)

   翌朝です。再び和田ハジメ流朝食を皆で賑やかにとりました。天気は今にも泣き出しそう、でも参加者達からは笑い声が聞こえます。
おお、みんなやる気じゃん!自転車の準備をしていると、雨が強く降り出してしまいました。うーん、、ちょっと憂鬱、、、。滑りやすいし、泥だらけになるかもしれない、という事で希望者だけでCコースを一本下る事になりました。
私を含む和田ハジメ以下数名が残留組(堅実組?)に(呆れられながら)見送られて山頂へ。小さな子供がここまでやったらかなり親に叱られるくらい泥だらけになっちゃいましたが不思議と面白い!他のメンバーも何故か笑ってる。(一人だったら絶対走らねえぞ、あんな所)
高い笑いのテンションのまま自転車の泥汚れを洗い落としたのがいけなかった・・・いつのまにか水のかけっこになってしまいました。
これで予定より早く和田さんの挨拶でスクールは閉会となりました。皆ちょっと心残りのまま解散です。

   さて、このスクールで何を学べたのかおさらいしてみると、テクニックについてはちゃんと課題を見つける事ができたし質問すると(珍しく?)真剣な表情で教えてくれます。練習・復習もできました。これからも練習しよーっと。
でも、二日間を通じて終始 和田ハジメ先生が教えてくれたのはバイクテクニックではなく、和田さん自身が楽しんでいる姿だったようにも思います。あれを見てしまうと、俺も同じ位マウンテンバイクを楽しみたーい、と思っちゃうんです。どのスクールでもそうだったなあ。これが和田ハジメの教えなのかな?

== SPECIAL THANKS ==
Written by Fujita
Photo by Irii & Watanabe