2004年7月18日
「九州滑床川みちアドベンチャーにいってきた!」

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暑ーーーーーい日がこれでもかと続く今日この頃。異常な早さで梅雨明けした日本列島を南下して、行ってまいりました九州!。今年もやって来たぞナメトコ!。世界でも稀な極上のパラダイスをたっぷり走ってきました。
このツアーはオフロードバイシクル九州(略してオバQ)が主催するもので、年に1回開催しています。
そして走る場所というと、本当に「川」です。以前は道だったらしいですが、今は「川」。どこから見ても「川」。魚もおたまじゃくしも泳いでいる紛れもない「川」。
場所は熊本県と大分県の県境あたりらしい(あやふやですが)。耶馬溪という場所のあたり(すみませんスゴク不案内で)。一応九州では知られた場所らしく、ブッシュやムシで山に入れない時期には、みんな走りに来るそうです(冬には絶対来たくないというか、寒中水泳になる!)。
なんで川を走ることが出来るかというと、川底が一枚の岩盤になっていて、水位も平均5センチぐらい、しかもずっとなだらかなので下って上ることが誰にでも簡単にできます!。
しかーし、なにもスリルがないとつまらない!、そう、ここにもスリルがたっぷりあります。まずは、キラキラ輝く水面隠れた落とし穴。たまに岩盤の亀裂やくぼみがあって、それが見えづらい。特に天気のいい日なんか。いきなりドボッ!ツルってきます。
そして淵。ここはいきなりというか、自ら飛び込みます。深いところだと胸まで水没。モチロンmyバイクも水没。相ちゃんが見たらいきなりメンテナンス始めそうな光景が繰り返されます。
でも、ほとんどのところは快適です。そんな川道を延々15キロぐらい走ります。
ツアーの参加者は20名以上。去年も一緒に走った人や、初心者もいる。みなほんとに楽しそうだ!
ガイド隊長のミチ君が今年も先導でハジケまくってます。彼はここの超常連でナメトコを知り尽くしていて、テクニックもすごい。淵では飛び込む寸前でジャックナイフして頭からダイブという人間離れした技までやってくれました。
ナメトコの途中には支流が何本もあり、時たますごい落差のところがあるんですが、ここも岩盤になっているので、気合とテクニックがあると上れてしまう。さすがミチ君は5mぐらいの高さの急斜面(カベだね)を難なく上りました(ここはナメトコ2級らしい。ちなみに道中に色々なセクションがあって難易度によって等級がついている、1級は助走が取れない激ムズ)。
僕は去年途中で前輪がスリップして上のほうから滑り落ちた苦い経験があるので、今回はパス。ナメトコをナメてはいけません。
昼食は川の上の岩盤の上で水の流れる音を聞きながら。頭よりも深い淵にみんな飛び込んだり泳いだり。気持ちいいなあ。そういえば去年は雨降っててご飯食べてるとき寒かったなあと思い出してた。
昼食後は少々別ルートをさかのぼり、深い淵へのダイブなんかを楽しみます。
帰りも気持ちいいんだ。逆流するとすごいスピードですすんでいるみたいな錯角にとらわれる。クルマが4台向こうから走ってきた。
ミチ君いわく、本当にここは昔道だったので、ちゃんと車が通れるように整備されているとか。クルマ(といっても4WDばかりだけど)の人たちとは共存してるんだって。
洪水のあととか倒木とかあると、クルマの人たちが切ってくれたりするかららしい。みんなビショビショになってゴール。
今回は雨が少ないせいか水量も少なかったけれど、楽しかった。また行きたい。トレイルストアでツアーを組みますか。「川みちアドベンチャー&九州食いだおれ」というのはどう?


Written by Wada