2006年3月4日〜5日
「グレートFRツアー in 伊豆」

「第1回輝くトレイルストア・イベント大賞」というのがあったら、間違いなく最有力候補にノミネートされるであろう今回のツアー。
もう、とにかく走って、食べて、しゃべって、笑いました!その感動の模様をシャケさんこと荒牧さんがリポートしてくれました。

※Web Masterより
今回はいつもより写真を多くお見せしたいので、文章内のリンクをつけました。
また、Web Master(も参加しました)からの一言をいくつかの写真に添えましたので、さらに楽しんで頂ければ幸いです。

※写真をクリックすると拡大します。

1月某日、いつもの仲間からメールが入った。
「ねぇねぇ、グレートFRツアーin伊豆、これ誰か行く?」
おや、面白そうだなとおもったが仕事の予定が不明。しばらくしてサイスポ2月号にアロハバイクトリップの伊豆ガイドツアーの記事が掲載されていたのを読んだ。そうか、これとコラボするんだ、いや楽しそう行きたい。
という訳で早速申し込み、しかし「抽選」とあり2/23まではやきもきしていた。
そして待望の抽選通知。くじ運の悪い自分が当たったと喜んだがひょっとして無抽選だったのでは・・・。(注:ハイ!そのとおりです by ワダ)

1 3月4日(土)
朝、携帯に同行するYからメールが入った。
Y:「品川で電車無事乗れました、でも満員だよ」
私:「えっ!釣り客か?」
Y:「それもあるけど朝帰りみたい」
私:「それならすぐ空くよ」
横浜で乗車、なるほど満席、でも車内は酒の匂いが充満、やっぱ朝帰りが多いわ。
小田原あたりで2人共目覚めると、山にはうっすら雪化粧。それを見て、
Y:「ねぇ、あれ富士山?」 私:「ん、まだ小田原だぞ見えねーよ、あれはちがうよ!」
そして熱海で伊豆急に乗り換え
Y:「ねぇ、あれ大島?」
私:「あんな近くて小さかネーよ、あれは初島!」
Y:「初島、行ったこと有る・・・。」
私:「・・・えっ!!」
そんなこんなの珍道中、2人共旅行気分とツアーの期待にワクワクしながら8:33「河津駅」到着。

集合場所の駐車場には混雑を避け夜中に出発した人や夜明け前に出発した人がもうすでにスタンバイ状態。スタート地点まで移動するのにアロハバイクトリップのバン2台とハジメさんの車にバイクを満載、人も満載して出発。
30分ほど走ってスタート地点へ到着、いやアプローチの登りは車に限るを実感しました。
バイクを組み立て、軽くストレッチしていよいよコースイン。

木漏れ日の中、気持ちの良い下りが始まった。しばらく走ると手ごろな岩がジャッピングスポットとしてあるという事で第1回ワダハジメshowが始まった。それは見ているみんなをうっとりさせる華麗なジャンプであった。そして続く第2回showは1m以上あるドロップからのジャンプ、ラインを読むハジメさんの目は真剣・・・。
ザザザザザ、シュッ!ド〜ン「うをー!!」ぱちぱちぱちぱち!とみんなの拍手。
それはそれは豪快なジャンプであった。

落ち葉、階段、ガレ場と変化に富み、それぞれのテクニックで走れる気持ちのよい楽しいトレイルが続き、眼下にこれから走る道、遠くにこれから上る山へのジグザグの道が見渡せる場所で小休憩。かなたには大島が見渡せる雄大な景色を堪能。
しばらく押した後1番目のピークへ到着。時間も丁度良いので昼食を取る事となった。
そしてなんとアロハバイクトリップからハーブティーと手作りケーキを頂く。乾いたのど、登り疲れた体には本当にありがたかった。

昼食後、次のピークへ向かって出発、2番目のピークは360°の大パノラマ上空にはパラグライダー、そのはるか上空をハンググライダーが舞い、まさに天空にいる錯覚を覚える。
最後は海に向かって下る、下る、下る、下る、そして今井浜へ着く。
そこで待っていたのはなんと冷たいオシボリ!!これにはまいった。
そして五穀米のおにぎり、海老入り海鮮味噌汁
ハジメさんの心の言葉『次回からTTSでもこういうの用意しよう!!な、ともこ!』と、言ったか言わなかったかは次回のツアーで判明します。

温泉で疲れた体をほぐしたあとはライトアップされた満開の桜の下でBBQ。
またもやアロハバイクトリップから伊勢エビ、サザエ、ジンギスカンの差し入れで鯛や平目の舞い踊り状態、みなさん満腹、満福、でした。
食後は「これって○○」のムービー(注:TTSでご覧になれます)を見ながら、あまりの出来の良さにみんな大爆笑。そして宴はおわり静かに夜は更けていきました・・・Zzz。


3月5日(日)
今日も快晴、気温も上昇するらしい。
駐車場はもう既に満車状態。そう、厳冬で遅れた河津桜がこの土日で満開となり花見客がどっと押し寄せたのです。しかし10分も待つうちに全車無事駐車完了。
昨日と同じ様に車3台にバイク、人を満載し出発。
今日のコースは川沿いのシングルトラック。
旧天城トンネルまでゆっくりと登ります。明治13年に完成したトンネルは伊豆の踊り子の舞台そのものの風情でした。中は、ぽつん、ぽつん、と電球は灯いてますがほとんど闇の世界。異界へ引きずり込まれそうな錯覚でクラクラしそうになった時、出口が明るみ始め外に出ました。一人では絶対に入れません!!!
林道を下り国道へ降りる直前に下りのトライセクション登場。
見本はハジメさん、当然軽々クリア、よし自分も!とコースイン。
『木の根・・・左だ・・・よしドロップ・・・階段・・・右へ行こう・・・あ、ガケやば!』
最後は80cmくらいのドロップオフ
『あ、おれ、飛べないんだ・・・どうしよう・・・や〜めた』
てな訳で最後は降りられず失敗。その後数人がトライ、みなさん無事でした。

そして本日のメインイベントシングルトラックはウハウハでした。
全員下ったところで、昼食。うれしいオシボリ登場、オニギリ、金目鯛入り味噌汁、手作りケーキ、ハーブティーと至れり尽くせり(ハジメさん曰く・・・)。
昼食後、「今のシングルもう一本やりたい人」と声がかかり全員「はーいッ!!!」
2回に分かれて走り、下りてきたみなさんは興奮状態。
「ノンストップきもち良い〜!!!」

次は河津七滝巡り、滝、柱状節理と昔の記憶に想いを馳せてる方もいました。
最後は赤い花びら満開の河津桜の下をのんびりサイクリング、全員無事駐車場へ戻りました。

素晴らしい天気、素晴らしいトレイル、素晴らしいガイド、素晴らしい参加者。
最高に楽しかったです。今回のツアーを十分に堪能させていただきました。


== SPECIAL THANKS ==
Written by Aramaki
Photo by Yamamichi Riders