2006年10月7日
ベネちゃんと相ちゃんの「スペシャルツアー in 草津DHトレイル」
ベネちゃんと相ちゃんの迷(?)コンビで話題のトレイルツアー。
今回は赤いキャノンデールにお乗りの滝田淳一さんにレポートをお願いしました。
スペシャチームメカニックのエディもお手伝い(遊び)に来てくれて、とっても充実したツアーの模様をタップリとお届けしてもらいましょう。
※写真をクリックすると拡大します。

ついにこの日がやってきました。
10月7日晴れ、昨日の大荒れの天気が嘘のようである。そして、これからイベントの歴史に残る(勝手に私が思っています)チョーハイテンションダウンヒルツアーが始まるとは誰も思ってなかったでしょう。

高速を抜け3連休の影響による渋滞にもつかまらず集合場所に着く。やっぱり少しだけ緊張してきた。
今回、私はお店の常連Kさんに誘われ1週間前に申し込んだ新参者だ。顔を合わせたこともない方々と突然一緒に走るなんて経験はほぼなし。緊張しないわけがない。
そうこうしている内にみんな集まってくる。「おー、あの方がベネさんと相さんなのかあ。」と、思う間もなく受付も早々に切り上げ、マシンを積み替えピックアップ地点に移動。
執筆中に気付いたのですが、「自己紹介やってないなあ」(後でお店にみなさんのお名前を聞きに行きました)。それほどみんな「走る」ことで頭がいっぱいだったのでしょう。
ちなみに参加者はスタッフを合わせてもたったの7人!全員思ったに違いない「攻められる」。
さて、ベネさんの車でVTRを見ながらテンションを上げてスタート地点へ。
やっぱり緊張してきました。準備体操をするのですがHeartはまだまだガチガチ。久々のトレイルDHはどうなることやら。
コースはトレイル9km、舗装路4km、計13kmのロングコース。DHの醍醐味を堪能するには最高のコースらしいです。(富士見のCコースが7kmぐらいなので、ここは長〜い!)

ついにスタート。ゆっくりペダルを漕ぎ出し、ゆるやかなアスファルトをちょっとだけ下り、そしてトレイルへと入っていく。
「えっいきなり登り?」「げっ、聞いてないよ〜。」腹の脂肪がさらに存在感をアピール。でもそこを過ぎると頂上、最高の大パノラマです。「みんなラッキーです。参加しなかった人は本当に残念!」しきりにベネさんが言う。私もそう思う。そしてみんなもこう思ったに違いない「攻めまくる」。
さあ1本目開始。
案の定ベネさんは「Safety!」を言い残し消えていった。みんなそれを追いかける。追いかける・・・。
男たちの叫び声が山々に響き渡る。この雄たけびには熊もさぞ驚いただろう。最初からアドレナリン出まくりだ〜〜!!!。
途中でベネさんと相さんのDHテクのレクチャーを聞きながら反復練習をするが、我流でやっていた私がどれほど乗れてないか身にしみて感じました。
いや〜、この興奮をどう伝えたらいいか。とにかく、シンプルにMTBは楽しいの一言。
いつの間にか緊張なんてどこへ行ったのやら。でかいバンク、ロール、崖、スイッチバック、泥・・・。
最高のコンディションの中の最高の自然!って感じで走っていると後半の舗装路に突然出てきます。(この出口は村の墓地らしく、地獄から生還した気分です。)

ベネさんは秘密のバイクをやっとの思いでエンジンをかけると、車を取りにまた頂上へ。
私たちは舗装路のロングDH。ちょっぴり寒かったかなあ。でも相さんの高速マニュアル(ウィリー?)を目の当たりにして、「俺もいつかはきっと・・・。いや、その前に腹の贅肉を燃やし尽くしてやる!」なんて意味不明なことを考えながら下っていました。
ウィリーを習得して娘に自慢したいなあ。(どうやらウィリーのスクールがあるらしい。参加してみたいです。)
2本目開始!
今度はレクチャーなしで下るのみ!みんな戦闘モード突入で、顔は笑っていても「こわい!」。
私、2番手を行かせていただいたのですが、ベネさんはあっという間に見えなくなり、すぐ後ろは相さんがアオってくる最高のポジション。とにかく攻めるしかない。「最高〜〜!!!」また男たちの雄たけびが山々にこだまする。
1本目なんて比べものにならないようなスピードで下り、スタッフの方が思いっきり楽しんでる?!?!
あっという間に昼になり、腹すきすきで降りてきました。「め、飯ください。」ベネさんが用意してくださったお弁当を食らう。うまい、うますぎる。とんかつ最高!兵士たちの一時の休息であります。

ラストの3本目です。
やはりラストということもあって安全に下るようにアドバイスがありました。頂上には美しい虹がかかり、このラストランを祝福しているような・・・なんておセンチ気分はあっという間に吹っ飛び、やっぱり解き放たれた動物のように走っていく。
マウンテンバイカーの性なのでしょう。最高です。
結局2本目とそんなに変わらない攻めモードでゴール。みんな無事でよかった。「生きて戻れてよかった?!?!」と、素直に喜ぶ自分でした。
結局トータル40km近くを下っていたことになります。
「す、すごいツアーだ!最高!」ここ数年分のアドレナリンを出し切った。(実はこのまま富士見に移動の強行スケジュールだったりする。アドレナリン足りるか?)
みんないい方ばかり。スタッフの皆さん、どうかまた企画してください!そして楽しい1日をありがとうございました。参加した皆さんもまた集まりましょう。
この文面で臨場感が伝わればいいのですが・・・。乱筆乱文申し訳ありません。
最後に一言。「いや〜、無事でよかった。」
== SPECIAL THANKS ==
Written by Takida