2007年2月11日
相坂シンジローの“山”道場「ショートトラックを走ってみよう!」
スクールに参加された竹本さんが、ご自分のスクールメモを昇華(?)させてレポートにしてくれました。
※写真をクリックすると拡大します。

普段は近所の里山をたらたらと走ってますが、ジャンプ等を練習してみたいと思い立ち、「ショートトラックを走ってみよう!」に参加させていただきました。
スクール開催場所のゴリラ公園に集合し、何は無くとも自己紹介から。今日は自分も含めオヤジ率100%。皆さんの愛車もフレームから組み上げたコダワリの一品だらけで濃いです。

<午前の部>
最初にギャップをクリアする際、登りでの減速を最小限に押さえ、滑らかに通過する練習をします。アップヒルの間、体を上り坂に長く置くと減速が大きく、逆に体を置く時間を短くすると減速が少ないんですよ、と教わり、実際にやってみると、うーん、体重移動がチョビッとしかできていないようです・・・。
これを踏まえて・・・プッシュの練習。
プッシュとはギャップの下りで下方向にプッシュすることでペダリングせずに加速するテクニックです。
まず、相ちゃんが実演、実にスムーズに加速していきます。リズムが大事っぽいです。そのイメージを頭に残しつつ実習します。
登りは下りに備え力をタメ、下りでMTBに体で鞭をピシッと入れる感じでしょうか。ペダリングしなくてもプッシュでブイッと加速します。2連のギャップ(「ダブル」でしたっけ?)なので、ブイッ!ブイッ!と加速感が気持ち良いです。
やはり、イメージを頭において練習することが大事だと実感しました。

お次はテーブルでのジャンプ練習。
惰性で自然に飛ぶ練習、頂点でホップして高く飛ぶ練習と進んでいきます。いざやってみると、殆ど飛べていません。相ちゃんから「基本的にスピードが足りないので気合でペダリングしましょう!」と激が飛びます。とりあえず重めのギヤにして、頑張ってコギを入れます。
ちなみに、この日一日を通して感じたことですが、ショートトラックではスピードがとても大事。地元のライダーの方々も練習をされていましたが、とってもスピードに乗っています。10歳未満?のキッズがえらいスピードでかっとんで行きます。自分も鍛えねば・・・。
お昼休みは昼食を取りつつ、チャリ話にも花が咲きます。皆さんのマシンセッティングも参考になります。ふと見ると殆どの皆さんがスピードを出すために細め(1.9)のタイヤが。自分のタイヤ(STPにノーマルで付いてきたK-RADの2.3)はショートトラックには重いかも・・・。

<午後の部>
さて、午後に入りロールの練習をします。
ロールとはギャップを通過する際、登りで浮いたフロントを上げたまま、下りでプッシュしつつクリアするテクニックです。まず、相ちゃんの実演を見てイメージをつかみます。(本題とは関係ないですが、実演に入る前に折り返しでさりげなくエアターン。これまたカッコ良くて感動です。)
さて、いざやってみると、ギクシャクしてウマくいきません。と、すかさず相ちゃんから「変にフロントを上げようと意識して動きが不自然になっています。フロントはある程度スピードをつければ自然に上がります。」と的確なアドバイスをいただきます。
午後になると年のせいか、単なる運動不足か、脚に疲れが現れはじめ、スクール最初に言われた「ショートトラックはかなり体力を使うので、回数よりもポイントを抑えた練習が効果的です!」に思いっきり納得です。

そして、スタート台からのジャンプ。スタート台から見るジャンプ台はチキンな自分にとってビジュアル的に「高け〜!怖っ!」です。ジャンプにはスピードが欠かせないので、相ちゃんが皆に並走してジャンプをクリアするのに必要なスピードを体感させていただきました。ガッツリとコギを入れないとダメなことを身をもって体感します・・・。
大して飛べないながらも、スピードを上げると、フワッと浮いて気持ち良いです。調子に乗ってスタート台〜ジャンプを繰返し練習しちゃいます。
最後にスタート〜ゴールの1周を相ちゃんを含めた4、5人のレース形式で走ります。この頃になると脚は既に売り切れ状態。ヘロヘロになりながら何とかゴールまでたどり着きます。
このスクールを通して、ショートトラックのコースにはいろんな技術が盛り込まれていて、MTBの練習にもってこいだと感じました。今日教えていただいたことを練習しつつ、また参加したいと思います。ありがとうございました。
== SPECIAL THANKS ==
Written by Takemoto