2007年2月25日
「初級ライディングスクール in 東京里山」

「マウンテンバイクを楽しむなら、まずは身近な里山で遊ばなきゃ!」というテーマで開催する「初級スクール in 東京里山」。
実際の山道を走りながら、ライディングの最低限のテクニックとマナーを学ぶイベントです。兄弟で参加された伊藤(弟)さんがレポートしてくれました。


※写真をクリックすると拡大します。

トレイルストア主催のイベントに参加するのは今回で二回目ですが、初めて参加したのはバニーホップの練習だったので、本格的な走り方について教わるのは今回がはじめてでした。
自転車の正しい乗り方について教わる機会なんて身近にはほとんどないので、トレイストアの講習会はとてもありがたいものでした。

当日は兄と友達で参加する予定でしたが、友達がインフルエンザにかかり最終的に参加したのは、和田先生とアシスタントの方(たろ注:多分オイラの事です)1名と参加者5名の総勢7名でした。
まず、集合場所で自転車の安全確認を和田先生が参加者全員分行い >>> 準備体操 >>> 参加者同士の自己紹介という順番で進行していきました。

準備が整い、初級講座ということでトレイルに行く前の午前中は、正しい乗車ポジションや正確なブレーキングの方法など、日常で自転車を乗っていると気づかない事を一人一人指導してくれました。
基本の講習の後は、講習の確認のためにちょっとした坂の上りと下りを行いました。確認のためのウォームアップと思いきや、上り坂は今まで登ったことのないほどの急斜面でした。
マウンテンバイクはギアを軽くして回転を止めなければどこでも走れると思っていたら、下は土で少々湿り気味だったので、簡単にタイヤが空回り・・・半分も行かずにギブアップでした。
和田先生は問題なく頂上まで行き、普通に下って戻ってきました。この何気ない走り一つでも技量の差を圧倒的に見せ付けられました。

こんな感じで午前中は終わり、お昼となりました。
食事が終わり、午後の部開始時間までの間に和田先生が数種類の技を見せてくれました。何気にやってくれていましたが、見ている方は目が丸くなる思いでした。

午後はついにトレイルコースに出発です。
まず湖の周回道を少しまわり、トレイルコースに入って行きました。細い道をしばらく突っ走っていると、先頭の和田先生が止まり少し先を見ているので後続も停止。先を見てみるとちょっとした小川がありました。
和田先生が「ひょい」っと通過して行くので、先頭の方も後に続き通過しようとした瞬間、小川のやわらかい土に前輪を取られて転んでしまいました。最初からなかなか油断ならないアトラクションでした。
この後も、こうした小川や木の根などの障害物が連続で待っていました。街中や普通の山道では経験できない楽しいコースと思い走行して行くと、タイヤギリギリの幅、いかにも滑りやすそうな土の5m位のV型急斜面、そしてすぐ先に3〜40cmの段差があり、さらにその段差のすぐ下には幅2mほどの川が流れています。
滑りやすい斜面を下り、段差直前で右に曲がり川に突入が和田先生の通った理想のルートでした。ブレーキに頼りすぎると滑るし、ハンドルも隣の土の壁が邪魔で切るタイミングが制限されるし、そのまま真っ直ぐ行くと見事に川に着水となります。本日一の難所と見受けました!
自分は最後に挑戦して急斜面・ブレーキ・ハンドルと全工程をクリアしたはずが・・・油断したらしく、最後の最後に川岸の石にハンドルを持って行かれました。半転び状態になりながらも、足はギリギリで川をパスしたので何とか助かりました。このギリギリ感がたまらなく面白い!!

残りの行程も、ぬかるみや急斜面、小川などを走破して行くうちに気が付けば終了時間となってしまいました。
朝集合した場所まで戻りそこで解散です。解散の場所まで戻って来ると、自分も含めて全員の服から靴、ヘルメットや自転車が良い感じに「ちょいと一つ山を走ってきたよ」という独特の雰囲気を身にまとっていました。
今回のイベントでは、和田先生とアシスタントの方に本当にお世話になりました。それと、たまたまでしたが一緒に走れた皆さん!とても楽しかったです!!ありがとうございました。


== SPECIAL THANKS ==
Written by Ito's younger bro.