2007年4月28日
相坂シンジローの“山”道場「高峰山DHビギナースクール」

今までパノラマで行っていた“山”道場では初の高峰山。
P-ALLマウンテンで参加された加部さんからレポートが届いています。


※写真をクリックすると拡大します。

高峰山DHビギナースクールに参加してきました、サンデーライダーです。
以前からお店で高峰山の楽しそうなお話を伺っていたので、ずっと行ってみたかったコースです。

参加車両は、スペシャライズドのP-ALLマウンテンです。
初めて行くコースなのでハードテイルの参加は少し心配だったのですが、ビギナースクールということだったので多少足を引っ張っても許されるかな、と軽い気持ちで参加できました。

当日朝、待ち合わせのコンビニから相坂さん、参加者一同で高峰山へ向かいます。
コンビニから5分の場所なのですが、あらかじめ聞いていたとおり現地への道は一発間違えるとなかなか辿り着けなそうな場所にありました。

快晴の下、自己紹介を兼ねてミーティングと、セッティングについてのレクチャー開始です。
自転車は街乗り程度、ほぼ初心者の自分はあらゆる事が自己流だったのでプロの的確なアドバイスが非常に助かります。

早速、キャラバン号に自転車を詰め込み山頂まで送ってもらうのですが、これがまた噂に聞いていたとおり激しいヒルクライムで、窓の外の景色はケーブルカー並みの斜度です。激しく揺れる車の中では、参加者全員で自転車の話や自転車DVDの話で大盛り上がり。みなさん初対面なのに共通の話題があるのですんなりと打ち解けます。
しかしこのヒルクライム、車への負担、路面への負担、またその補修を考えると、搬送1回500円(今回はスクール代に込み)は安すぎです。

山頂に着いたら、相坂さんオススメの準備体操で体をほぐし、さらに下りには必要不可欠なブレーキングの練習をします。体が少し温まったところで、いよいよ下り開始。
スタートしてすぐに見晴らし最高スポットがあり、お日様の下で自然と遊べる幸せいっぱいの気分に浸れます。
曲がりくねったコーナーを次々とクリアし、ペダリング無しでもバイクがぐんぐん進む感覚が楽しくてたまりません。で、みんなが調子に乗りラインが乱れ始めた頃に相坂さんがストップをかけ、体の動かし方のアドバイスをします。
(さすがプロ、歯止めをかけるタイミングが良くわかってます。)
その後も程よいタイミングで休憩&レクチャーをしながら、スタート地点の駐車場まで下ってくると、ちょうどお昼の時間。青空の下、ピクニック気分が最高です。
このままハイオク(ビールともいう)を1本飲んで昼寝したい気持ちをグッとこらえて午後の走行に入るまでの間、それぞれのバイクを試乗しあって物欲話に花を咲かせます。

午後の走行は、午前とは違うコースを選び難易度が少し上がってます。
結構激しい下りもあったりするのですが、相坂さんが注意ポイントになると声をかけてくれるので安心して走れます。まぁ、相坂さんにしてみたら本当に退屈なペースだと思うのですが、ビギナースクール参加者達はそんなことお構いなしに自分達のペースでキャッキャッ笑いながら走って楽しんでます。
途中の休憩ポイントで、参加者の方からバイク交換して走ってみませんか、と有り難いお話をいただき、フルサスバイク(スコット、ランサム)初体験もしてみることに。うーむ、自分の自転車サイコーだ!って思ってたけどいろいろ乗ってみるものです。下り系ハードテイルも楽しいけど、下り系フルサスはまた違う気持ち良さがあります。
(やばい、ちょっと欲しいかも、フルサス)

最後の1本、途中で見た隣の山が天気予報どおり怪しい雲行きに変わってきたので、雨雲から逃げるようにハイペースで下ります。途中、ラダーのバンクセクションを堪能しつつ、体にムチ打って雨雲と競争です。ペースが少し上がると、加速度的に体に負担がかかる事にダウンヒルの奥深さを感じながらも無事ゴール。
急いで撤収作業を開始して、全員が片付け終わったと同時に土砂降りになりました。
天候が荒れてしまった為、終了後のミーティングは場所を移し、軽食をとりつつそれぞれの感想を述べ、またみんなで走れる事を願ってお開きとなりました。

参加者の皆様、最高に楽しかったですね!コーチの相坂さん、質問に的確に答えてくれるアドバイスに感謝です。退屈なペースでしょうけど、また一緒に走ってください!
前日のウイリースクール(コーチは和田さん)も参加したのですが、プロのアドバイスは本当に目からウロコです。是非、一度お試しください。
そして、あの素晴らしいコースを管理している須藤さんにも感謝です。
あのフィールドを保存、開拓する労力は並大抵のものではありません。こういった熱い方々のお陰で今の自転車界があるんですね。(お金払ってるんだから、楽しくて当然!っていう考えは間違いだと思う)

後日、バイクを交換しあって走ったOさんからメールをいただき、自分のP-ALLマウンテンを乗ってハードテイルの楽しみを知ってしまい、ハードテイルの新車をオーダーしたとの事。
そっかぁ、スクールに出て、いろいろな楽しみを知って、バイクを増やして・・・うん、見事にトレイルストアのワナにはまってますねー。
ま、そういう自分も今手元にフルサスの見積もりがあるわけですが・・・。


== SPECIAL THANKS ==
Written by Kabe