2007年7月7日〜8日
「かわみちアドベンチャー in Q州」
MTBで川を走る。河原じゃなくてホントに川の上。そう、こんな場所がニッポンにはあるのです。
雨の影響でいつもより増量された川を今年も楽しんできました!
その模様を初川ライドながら、「開き直ったもの勝ち!」のスピリッツでゴーカイに楽しんだ堀江さんがリポートしてくれました。
※写真をクリックすると拡大します。

あの異次元ツアーは現実だったのか?全く現実感が残っていません。
前日夜中の1時まで、天城の山をナイトライドこれも異次元ツアー。
一旦帰宅し、荷物を載せ替えてそのまま羽田に向かい始発で福岡へ。
九州は大雨洪水警報で孤立している地域も出ているなんてことは露知らず(伊豆の前は欧州に出張してました)、「九州で川走るぞ!」って友達に喜んで入れたメールへ「何を考えているんだ!」っていう返信が来て状況を知る始末。走れるか判らないのにとりあえずって九州まで行っちゃうのもアホですね。
昼間は爆睡して時差ぼけと徹夜明けを解消。夜には博多ナイトツアー参加の方々と合流し「玄ちゃん」の美味しい高カロリー料理をいただきました。
翌朝ホテルまで和田さんとトモさんがお迎え、トモさんの運転で(!)現地に向かいます。
途中、今回TTSツアーとして参加のIさんご夫婦と合流。すでに川みちに備えて、水着着用で準備は万端。お二人ともご実家が熊本ということで純粋な東京もんは和田さんと私二人??
集合場所を転々とするにつれ参加者が増えてきます。結局20名近くの大人数で滑床に突入!ということになりました。
自転車を組み立て、地元組は川に入る前に身体を温めるために自走で出発点まで上って行きます。
TTS組5名は川を楽しむという本来の目的のために?車で搬送をお願いしました。

さて入口から、ガレた道の激下りです。下った先で川を渡渉。
なるほど、水量はかなり多く、藪こぎ分けて川沿いを進むのは冒険気分。そして再び川に突入。ここから川みちの開始です。
まずは川を下ります。下見の前週は足首くらいだった水量がこの日は腰あたりまで浸かるところもたくさんあります。
筑豊軍団の皆さんは川の上の倒木を背面跳びで超えていったり(もちろん自転車は倒木の下を流れていく・・・)淵に飛び込んだり。飛び込み方もそれぞれ技が入っていてすばらしい・・・。
さて、私も呆然と見ていたものの、ここは一緒に遊ばなくちゃと決心し、小さな落ち込みへ突撃!頭から水面に突っ込みます。
自転車と一緒に飛び込むことで痛みがあるのかと心配していましたが、全然大丈夫。一瞬の間に目の前で水泡がはじけて身体は沈み、自転車は離れて流れていきます。
一度頭から水浸しになってしまうと、もう怖いものなし。私には技は入れられないけれど、何度も水の中に突っ込み頭は空っぽ。
いやあ、こんな楽しい場所&ライディングがあるとは奇跡的!こんな遊びを見つけた方はすごいですね。
さらに、奇跡的なことはガイドのミチさんが川に落としてしまったデジカメを探し出してしまったこと・・・。

小雨振る中、急いで昼飯をとり、林道を走って別の川筋へ移動。これからは川を遡上します。
緩やかな斜度なので、のぼりの辛さはなく、流れをかきわけて進んでいくのはまた、爽快。
筑豊軍団の方々は流れから頭を出した岩に飛び乗ったり、なんか、カエルかカワトンボのように進んでいきます。
左右から流れ込む滝登りもここのポイント。難度によってクラス分けされていて、私はもっともやさしい6級にだけトライ。なんとか上り切りましたが、増水している中すばらしい勢いで上っていく筑豊軍団の方には脱帽です。私もチャレンジできるようになりたい!
さて、雨も強くなってきて水量も増え、もうすぐゴール地点というところで上流から大きなフナが流れてきました。魚が流されてしまうような増水の中を遊んでいたんですね。
ずぶ濡れの身体を温泉で暖めた後、福岡空港まで送っていただきました。
飛び込みのテクニックを磨いて(どうやって磨くんだ?)、是非また、九州へ遠征したいと考えています。その時はミチさん、筑豊軍団の皆さんよろしくお願いします。
アレンジしていただいき、自転車の輸送もしていただいたオバQとTTSの皆さんにも感謝です。
== SPECIAL THANKS ==
Written & Photos by Horie