2007年11月25日
「モーニングトレイルツアー in 里山」
休日の午前中を有効に利用してめいっぱいライドしよう!ということで企画した「モーニングトレイルツアー in 里山」。予想以上に楽しんじゃいました。
あまりの楽しさに終了時間を軽くオーバー。トレイル最高!です。
その楽しさいっぱいの模様を愛車STUMPJUMPER FSR CARBONに乗って参加されたトニーさんがリポートしてくれました。
※写真をクリックすると拡大します。
めずらしく暖かい日となった晩秋の日曜日、和田さんガイドによるモーニングツアーへ参加してきました。
このツアーに申し込みを決めたのは「せっかくのMTBをロクに山で乗っていないから」というありがちな理由。恥ずかしながら今回使用したバイクのオフロード走行歴はたったの3回だったりするんです。

さて、そんな僕も含めて参加者は総勢9名。いかにも猛者っぽい人から不慣れな人(僕のこと)までそろった技能無差別混成チームは、軽い自己紹介を終えると和田さんに率いられて山へと臨みます。
MTBを楽しむ場所というと人里はなれた山奥を想像しそうですが集合場所からわずか7分、そこは完全なオフロードでした。
ここ数日の好天が幸いし土と落葉、木の根っこで構成された道はドライで気持ちのいいコンディション。カサカサと落葉を踏みしめる音を楽しみながらゆるい坂道を登り、まずは高度を稼ぎます。時折現れる細い倒木をまたぎつつ坂を登りきったら本日最初のお楽しみタイム。
ささやかなアップダウンを繰り返しながら下り基調で山を駆け下って行く、マウンテンバイカーなら誰もがたまらない瞬間の始まりです。木々の間をすり抜け落葉を巻き上げ、小さなギャップで浮遊感を得ながらMTBはさらに加速!複雑な路面を形作る木の根や石をギリギリで避け・・・るのも難しくなってきたので最後はかまわずつっこみ、障害を踏み越えて一気に走りきっちゃいます。
巧い人にはついて行けなくとも、それでも楽しめるのが山とMTBの良いところ。うーんやっぱり面白い!
そんな行程を数回楽しんだ後、一行は街へと戻ります。
走っているけど休憩中、とばかりにアスファルトの路面をのんびり移動し今度は別の方向から山へとアプローチ。さてそこに待っていたのは?

初めの入囗とはうって変わってコチラの道はいきなりの激登坂。前半は脆いフカフカの土、後半になると角度が突然急になるという2段構えの難しさなのですが、和田さんはスルスルッとクリア。それを見て「行けるんじゃなーい?」と一人ずつ斜面へ挑戦するものの、タイヤが空回りしたりハンドルをとられたりとなかなか登ることができません。
そうこうしているうちにとうとう僕の番、ギアを一番軽くしていざ坂へ。登りはじめたところ確かに土は柔らかいのですが、前後のバランスさえとれれば何とかなりそうな感じ?後半の急斜面も凸凹が無いなら・・・となればやることは1つ、自転車まかせでつっこむのみ!タイヤの空転はリアサスが勝手に抑えてくれるので柔かい土も何のその、バイクはグイグイ登ります。
後半の急斜面ではハンドルをきるとコケそうだったので凸凹を全て踏み超えて(フルサスだから無理がきく)ひたすら前進、我ながら見事に坂を登りきりました。この時この坂をクリアできたのは和田さんと僕だけ、ということで遠慮なく褒めてやって下さい(自転車をね:笑)。

激坂登りのあとは再び下り基調、前半よりも石と木の根の多いルートに突入です。
根っこで階段のようになった道をガツガツ下り、石が転がる道をガラガラと音をたてて駆け抜けます。途中、すべり落ちるという表現がピッタリの激坂下りにチャレンジしたり、小さな流れを渡ってみたり、何人ものバイカーとすれ違ったりしながらみんなで登って、下って、迷って、笑いました。
全員目一杯楽しんでいたとは思うのですが一番楽しそうにしていたのはやっぱり和田さん、なんと言っても予定時間をオーバーして走り回っちゃいましたからね!そんな和田さんの笑顔に「もっと走れたらもっともっと楽しいんだろうなー」と夢見つつトレイルを後にしました。
クタクタになったのに来週にでもまた行きたくなるユカイなツアー、初級者視点でレポしてみましたが少しでも楽しさ伝わりましたでしょうか?
山デビュー前のMTBをお持ちの方もこれからMTBを始めようかなという方も、もちろんガンガン乗り回している方もいつかトレイルでお会いしましょう!
== SPECIAL THANKS ==
Written by Tonegawa