2008年1月27日
相坂シンジローの“山”道場「ショートトラックを走ってみよう!」

今回も気合の入った面々が揃った、恒例(“山”道場最多?)のショートトラックスクール。
DMRにお乗りの荒井さんがレポートを書いてくれました。

※写真をクリックすると拡大します。

これまでにスクールというものに参加したことがありませんでしたが、普段山を走ることを楽しみにしている私にとって、ジャンプやロールのような前後への体重移動を使った技が少しでもできるようになれればと思い参加させていただきました。

集合すると、年齢は小学生からベテランまで、自宅も都内から長野まで、私のように初スクールの人から常連まで非常に幅広い人が参加されており、自転車レンタルでの参加の方もおられ、初めて一人で参加する人にも溶け込みやすい雰囲気です。
愛車持参の方たちは、かなりのこだわりの一品が勢ぞろいで見ているだけでも飽きません。

相坂先生も大変気さくな方で、MTBに乗るとちょっとしたウィリーやジャックナイフターンなどの動作からもオーラが漂ってきます。さすがJOSFのMTB2年連続チャンピオンです。
かなりの期待を持ってスクールに臨みました。

まずは自己紹介。長野からの参加者や、最近MTBによる骨折経験者が2人もいらっしゃるということに驚きながら、お勧めの準備運動をして体を温めます。

スクールの内容は午前と午後の二部構成で、午前はフロントアップの確認、ダブル(ショートトラックのコースでの二連続のこぶ)を用いたプッシュ、プル、テーブルトップでのジャンプを行います。
午後はテーブルトップでのジャンプの復習をして、テーブルトップでのロール、大きなジャンプの練習。そのあとはバンク+ツートップ(リップ<こぶの登り斜面>が2段組になっているところ)+連続こぶにてプッシュ&プルの練習。そして、スタート台降りてすぐの最大のジャンプ台でのジャンプ練習です。
最後には2グループに分かれてのレースで締めくくりです。

どの内容についても、まず相坂先生の的確な技の表現・デモ(滑らかで無駄がなく美しい。ため息がでます。難しい技もいとも簡単になんでもない事のようにこなされます)で技へのイメージを作ります。
その後参加者を二つのグループに分け、一つのグループが練習する間はもう一つのグループはその練習を見ます。そうすることで他の人の良いところが分かり、さらに技へのイメージが固まります。
また、先生からの適切なアドバイスを聞くことで、練習している人は自分の欠点が分かり、見ている人もそのアドバイスを聞くことで気をつけるべきところ、難しいところが理解できます。
スクールの人数が適切で、多すぎず少なすぎずで先生のアドバイスを十分に受けることができます。
応募者はたくさんいたけれども、スクールを効果的なものにするため抽選を行ったとのことでしたが納得です。

先生が強調されていたのは、ただがむしゃらに走るのではなく、走りをイメージして最後まで集中力を途切れさせることなく、賢く効率よく上達しましょうとういことでした。

昼食時にも参加者の方と自転車話をしたり、互いのMTBを乗り合ったり、普段はできないマニアックな楽しい時間が過ごせました。また、自転車を趣味にする人は親切な方が多いということを実感しました。
練習終了後には、ショートトラックを管理している方たちのコース手入れや新コース作成のお手伝いをさせていただき、コースがどのように作られ管理されているかということもわかりいい体験ができました。

このスクールに参加したことで、MTBの技・ショートコースの魅力はもとより、山を走ることを趣味にする知り合いが増えたこと、先生からのアドバイスでこれまでの疑問が解けたことなど短い時間でとてもたくさんの収穫があり有意義な時間でした。
相坂先生、参加された皆様ありがとうございました。また、イベント、スクールに参加させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


== SPECIAL THANKS ==
Written by Arai