2010年9月18日〜20日
「ノーススターアドベンチャーズツアー」

トレイルストアのツアーイベントの中でも大人気なノーススターアドベンチャーツアー。
今回も2泊3日の日程で、乗鞍の大自然を満喫しました。その模様をMaさんがリポートしてくれました。

※写真をクリックすると拡大します。

Maです。9月18〜20日のノーススターアドベンチャーズツアーに参加してきました。
個人的には、今回で4回目のノーススターなのですが、何回でも訪れたくなるステキな所です。
この3日間の極楽感をお伝えできればと思います。

Day1:曇り
3連休の渋滞を避けるため、集合時間よりやや早く到着しましたが、すでにバイクを降ろしている人も何人かいます。
明るい緑の木立と芝生の広がる前庭に小川の流れるロケーションの下で、久しぶりに再会する参加者の方も何人か居て、思わず、あぁ、また来れたなぁ〜。と気持ちが盛り上がります。

イベントでの楽しみのひとつが、参加メンバーのバイクを見ることと、乗せてもらうことなのですが、今回は、G社勤務のYさんが2011年モデルのTRANCE Xを持ち込み注目を集めていました。
HさんのNomad carbonの軽さに目を見張り、MTさんの新車(5Spot)に乗せてもらったりして、早くもテンションが上がります。
今回は18名の参加で、自己紹介をしたら、いよいよ3Daysのキックオフ!

初日は自走でトレイルに向かいます。標高1500mの場所に体が順応していないので、少しの登りでもハァハァと息が切れます。
今年の猛暑で、まだ紅葉していない深緑のシングルトラックを、緩やかな起伏に合わせて体を慣らしながら気持ち良〜く流していきます。サイコーです。
森を抜けて小川に沿って走りまた森の中へ、何本ものトレイルをつなぎ、途中でお洒落なカフェでお茶などをいただきながら、ゆる〜い時間が流れます。
天気はずっと曇りのままでした。今にも雨が降り出しそうだったのですが、最後まで降られずに一日目を走り切りました。いやぁ〜、全員、晴れ男、晴れ女のようですね。

走り終わったら、近くの温泉にGO!ライドの余韻に浸りながら、白く濁ったお湯で身体をほぐします。あ〜ぁ、極楽。
湯上りは当然、地ビールをグイっと。あ〜ぁ、極楽々々。もう、目が潤んでしまいます。
ロッジに戻って、お待ちかねのディナータイム。ノーススターの食事は、おいしくて、ボリュームがあってウマ〜ィ。トレイルストアから差し入れのワイン(一升瓶入り)もおいしー。
おなかが一杯になったら、ラウンジでワダさん撮影の本日のライド上映会の始まりです。日中の心地よいシーンを回想します。
ここまでくると、もう夢のようです。で、気がつくと夢の中へzzz。

Day2:快晴
気持ちが高揚しているのか、寝ていられずに午前6時に起床してしまいました。(歳のせいで4時に目が覚めるという方もいましたが・・・。Kさん、Hさん)
外に出てみると気温12度。いやぁ涼しい。っていうか寒い。上着を羽織って近くを散策してみます。快晴の青空はどこまでも高く、朝の空気が清々しいです。
庭のベンチでKさんがコンロでお茶を淹れて振舞ってくれました。さわやかな朝に戸外で暖かいお茶を頂いてすっきり目が覚めました。


二日目は、2組に分かれて、トレイルメンテナンスとライドの2本立てです。
私は、午前ライド〜午後作業の組に入りました。

午前中に走るトレイルは、標高2000m超の地点からスタートする「テリーズ」というところで、岩と根っこと狭くてオフキャンバーのついたシングルラックが続くチャレンジングなルートです。
スタートしてすぐに始まる根っこと高さのある段差を集中しながらクリアしていくと、少し平坦になるところがあります。ここで気を抜いた途端、おぉっととと、前輪を小さな根に引っ掛けてしまいO.T.B.(注:Over The Bar:前転)してしまいました。後ろを走るW嬢にしっかり見られてしまい、お見事!とお褒めの言葉をいただいてしまいました。(汗)
さらに下って行くと、岩+根+段差のあるチャレンジングなポイントがあります。一人ずつラインを見極めながら進んでいくと、先行するT.T.さんが美しいO.T.B.をメイク。この様子はワダさんのVTRにしっかりと録画されていて、夜の上映会で本日のVTR大賞をゲット。(でも、怪我がなくて良かったですね。)
後半の快速区間でも隠れキャラの岩にタイヤをヒットして、MTさん、気がつかないうちに前輪パンク。このパンクの時の様子もしっかりと録画されていましたね。(そういえば、この時のチューブ交換は早かった!)
難関のトレイルを無事?に走り終えて、午後からはトレイルメンテナンスに出かけます。

昨年から始まったこのメンテナンス作業体験は、日頃、トレイルを走るだけの自分にとって、改めて自然のなかで遊ばせてもらっているんだ、と考えるきっかけになったとても印象的なイベントです。
何より自分たちで整備したトレイルへの愛着が湧いてきます。だから、路面にインパクトの少ない走り方を心がけるようになって行くのだと思います。
さて、ガイドのYMKNさんの運転するワゴン車に鍬やスコップと一緒に積まれて今日の現場にGO。既に、午前中のメンバーがきれいに整地した部分をさらに仕上げていきます。
YMKNさんの指示のもと、みんなで黙々と土を盛り、路面の傾斜を整えたり水切りをつける作業を進めます。最後の仕上げは、2列縦隊で行進しながら踏み固めていきます。(外から見ると、ちょっと異様な光景だったかも。)我ながら惚れ惚れする出来でありました。(翌朝、少し腰が痛かったけど、ノー問題です。)
作業の後は「一ノ瀬園地」でアイスクリームをいただきました。今日もいい汗かいたなぁ〜。

ロッジに戻り、まだ時間もあったので庭の芝生の上でYさんが持ってきたフリスビーで遊びました。あっちこっちにYさん、 W嬢、TKさんを走り廻らせてしまいました。あ〜楽しい。
その後は、ロッジのヒノキ風呂で汗を流して、お約束のBeerタイム。ここで飲めるKona Beerは爽やかでおいしいんです。(Wailua Wheatがお気に入りです。)
夕食は、野外でBBQをいただきました。スペアリブが美味しかった〜。日中消費したカロリーを上回る食事を摂取して、今夜も満足であります。

今回のツアーには、今までとちょっと違うところがありました。家族で参加の方が増えました。SBTさん、MTさん、TKさんが家族みんなで参加です。2ヶ月から2歳11ヶ月のかわいいゲストが一緒です。エントランスホールが保育園のようににぎやかでした。
パパがトレイルに行っている間は、みんなで遊んだり、近くにお散歩に出掛けたり、それぞれに楽しんでいられたようです。 みんな大きくなったら、一緒にライドしようね〜。

Day3:雨〜晴
夜半から降り出した雨がなかなか止みません。
午前7時を回ったところで何とか止んだのですが、今日は走れるのか?
いや、中止か。あきらめムードでバイクを車に積み込んでしまい、肩を落として朝食のテーブルに着きました。
冒頭、YMKNさんからスタートの時間を遅らせて、今日のライドは予定通り行きます。と、スケジュールの説明が・・・後光が差して見えました。

今日も2組に別れて、時間差で走ることになりました。標高1800mの三本滝まで搬送してもらい、スタートする頃には雨の気配は無くなって青空も見えてきています。さすが、晴れ集団ですな。
このトレイルは、松の落葉に覆われた柔らかい路面で、緩やかなコーナーが流れるように続きます。途中の見晴らしの良い広場からは眼下に牧場が見え、手前の森はから川の流れる音が聞こえてきます。乗鞍高原の中でも個人的に一番好きなルートです。メインのトレイルから、ノーススターを経由したルートをつないで、下れるところまで走っていきます。途中で前を走っていたSBTさんがパンク、その後、森の中で岩に後輪を当ててしまい自分がパンク。でも、楽しいです。残り少なくなってきたトレイルを惜しみながら走って、あっという間に極楽トレイルのGoalです。
終了間際にWTさんが転倒してしまいDNFとなってしまいましたが、骨に異常がなかったとのこと。次回に期待したいですね。

極楽トレイルにどっぷり浸かった3Daysでした。
そして、このトレイルをいつも極楽状態に維持されている、ノーススターのスタッフと地元の皆さんに心から感謝です。素晴らしい3日間をスタッフや参加者のみなさんと共に過ごすことができてとても幸せです。また、お会いしましょう。


== SPECIAL THANKS ==
Wrtten by Masashi Shibata
Photos by Toshihiko Watanabe, TTS